「EYS for Beginners」は、自分の生徒様も多数参加されていますし、自分自身も深くたずさわっているイベントです。初心者が突然ステージに立つわけですから難しい面もあるでしょうが、参加なさったみなさんはとても満足しておられますよ。たとえばサックスでいえば、初回レッスンで2オクターブまでの音域を出せるようにして、そのあとすぐに曲の練習に入る。本番ではリラックスして楽しんでいただければと。

サックスは、ソロでも楽しめる楽器なんですけど、やっぱりひとと合わせるのはまた別の喜びがありますよね。学校で吹奏楽をやっているという中学生の生徒様もおられるのですが、やはり部活の練習では不足してしまうテクニックなどをレッスンで補えればばと思っています。レッスン方法は、ピアノでコードをおさえていくなどして伴奏するので、これに合わせて演奏してもらうことがあります。YouTubeなどの動画も使います。

Jazzは、もともとの専門分野というわけではなく、独学でやってきた部分が多いのですが、好きです。どういったところが魅力かというと、やはりまずは即興性。場によって、出てくるサウンドに差が生まれるのが面白いです。それと、誰かと合わせる楽しみもまた大きいです。Jazzをやってみたい方には、ぜひそういう部分を楽しめるようにレッスンしていきたいと思います。

上達するためには、なにより目標があることが大切だと思います。それがあると、モチベーションが生まれて、ひとりで練習するにもレッスンを受けるにも張り合いが出ますよね。淡々と練習するのと、「この曲を弾いてみたい」などのゴールが見えているのとでは全然違います。生徒様の好みを知って、アドバイスなどができるといいなと思ってます。

サックスは音が出しやすく、管楽器の中で一番演奏しやすいです。その意味では、音出しの苦労がないので、3回のレッスンで難なくいけるのではないでしょうか。ただ手の大きさが影響するため、体の使い方を細かく指導させていただきます。ボタンがたくさんあるので、左手の使い方も大事。簡単に演奏できる譜面を使うなど、特別プログラムなので、ぜひ試してみてください。

吹奏楽の良さは、なんといっても、スウィングするリズムで楽しく一体感を得られることです。初心者でも充分、その醍醐味を味わえます。サックスはハードでダイナミックな音も出せますし、ソフトな音色も吹けます。順番にソロで目立つことも、息のあったセッションで魅せる演奏もできます。誰でも格好よく演奏できるのが吹奏楽の良さです。

Jazzはなんといっても格好いいです。サックスを始めるきっかけがJazzという人も多いのではないでしょうか。遊びの部分が大きいジャンルで、楽器を使って言葉をしゃべっているかのような豊かな表現力、譜面通りではない自由度の高さ、グルーヴ感を演奏で味わってしまうと後戻りができません。一見、敷居が高いようにみえますが大丈夫。Jazzの世界へはまってみませんか。

上達するコツは、音をバラバラでとらえるのではなく、ひとつのまとまりとして掴んでいくことです。好きなメロディや印象に残っている曲はありませんか？理想とするイメージがはっきりして、格好良く吹きたいという想いが強いほど、サックスはうまくなります。基礎や基本ができていれば、アレンジは自由自在。ぜひ、好きな曲を教えて下さい。楽しみながらレッスンしましょう。

「EYS for Beginners」には、多くの生徒様に参加してもらっています。3回のレッスンで本番を迎えるメソッドです。全くの初心者さんだと、すぐにきれいな音が出るわけではないので、難しい面もあります。その場合は、「音出し保障」を利用してもらい、ステージに立つ前にまでにご準備を万全にします。ちゃんとした演奏でステージに立つことで、生徒様の自信やモチベーションに繋がることになると考えています。

吹奏楽は、同じ木管楽器のクラリネットやフルートと一緒に合奏するわけですが、サックスの音は、明るくて華やかで大きい……。なので、吹奏楽でもずいぶん目立つ存在です。木管楽器なので、細かい音程の動きもあり、カッコいいフレーズを担当するパートになります。花形楽器といわれる由縁はそのあたりにあるのだろうと思います。サックスをなさるなら、ぜひ吹奏楽を楽しまれてください。

"まず、基礎固めをしたあとに、楽譜を使ってJazzをレッスンの中で取り入れています。楽譜になっているものにも独特のリズムやアドリブも入っていて、楽しみつつJazzを感じてもらえるかと。多くの人は、有名なプレイヤーの演奏を見てイメージされて、難しいことと思ってしまいがちですが、気兼ねしないでJazzを楽しめるような楽曲を使用す るなど工夫してます。"

通常は、基本練習と楽曲を半分ずつレッスンしています。生徒様がひとつ上のレベルに進みたいという状況になったときには、「表現の仕方」をレッスンに加えていきます。練習内容はつまらないのですが、本気で上達したいという想いがあれば行っているものです。この練習が終わる頃には、ワンランクどころか、それ以上の上達が見込めます。

最も大切なのは、EYS for Beginnersを生徒様が楽しむことです。そのために「楽譜に囚われない感覚的な表現方法」「聴衆に訴えかける演奏のコツ・テクニック」「失敗しない為の練習ルーチン」をレッスンで行っています。その他には、生徒様ひとりひとりに合わせた細かいところでレッスンを進めるよう心がけています。

アンサンブルで演奏するには、いくつかのポイントがあります。息づかい、フレージングであったり、視覚でのコンタクトの取り方のテクニックなどです。レッスンで、楽曲はもちろん基礎練習でもなるべくハーモニーを一緒に吹いたり、音が合わさることの楽しさを常に意識しています。アンサンブルは、楽器同志の会話でもあるので、それも伝えています。

どのジャンルでも、必ず相互作用するものがあります。例えば、ロックで培ったものがクラッシックに生きたり、クラッシックの表現がポップスの枠を広げたりという点です。初めてみたいジャンルの音楽を、たくさん聴いて自分なりに分析してみることから始めるのが良いと思います。自分ができるジャンルとの違いや特徴を理解することで、取り組みやすくなります。

ひとつ上のレベルへ進むために必要なことは、生徒様ひとりひとり違います。アプローチもさまざまで、同じものなどないと言っても過言ではありません。理解度や経験値、目標・ゴールが異なるからです。レッスンで、少しでも成長を実感し、モチベーション向上にも繋がるよう、原因と対策方法を色々な角度からの提案をします。